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天狐あやかし秘譚
第5章 天佑神助(てんゆうしんじょ)
キョウコツは右手を大ぶりに振り上げ、御九里を迎え撃つ。ギインと耳障りな音をたて、御九里の太刀がその巨大な腕を弾いた。

「ちっ・・・切れねえか」

着地をし、また斬りかかる。数回突っ込んでいくが、一向にキョウコツに対して有効打を与えられている様子は見えなかった。
私は距離も取れたし、少し落ち着いてきたので、あたりを見る。そもそも、清香ちゃんはどこに?あのキョウコツとやらが現れたあたりには見えない。どこ?どこ行ったの!?

いた!・・・なんでそんなところに!?

清香ちゃんは、キョウコツの内側、肋骨の中で丸くなっていた。
あれって、清香ちゃんがキョウコツに捕まっちゃってるってこと?それで、もしも、あの御九里とかいう奴がキョウコツを倒しちゃったら?

清香ちゃん・・・どうなるの?

と、心配をしていたが・・・。

「へぶっ!」

最初は勢いがあった御九里も、次第にキョウコツに押され始め、今、派手に右のストレートを顔面に食らっていた。キョウコツの拳は1m弱あるように見える。なので、実際には顔面をというよりは、上半身全体を殴り飛ばされた感じだ。

5メートルほどすっ飛ばされて、御九里はぐったりと動かなくなった。

こ・・・怖すぎる・・・。

目の前の一人を倒したキョウコツが、次はお前だと言わんばかりに、ゆっくり私の方に向き直った。
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