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天狐あやかし秘譚
第6章 楚夢雨雲(そむううん)
ゆっくりゆっくり奥まで・・・体の中を弄られている感触。
時折勝手に膣に力が入り、ダリの指を締め付けてしまう。締め付けるとその形がよりはっきりわかり、それがまた私の芯を興奮させ、とろかしていく。

東北の時にされた、私の知らない私のいいところをこするように、そっと撫でるようにだりの指が優しく刺激してくる。
同時に、舌が乳首を転がす。二箇所を同時に責められて、私の身体が一気に淫靡に沸騰する。

「やあああ・・・!」

急に押し寄せた快感に声が出てしまった。

「うーん・・・むにゃにゃ・・・ままぁ・・・」

ベッドの上で、多分寝言だろう、清香ちゃんの声がした。その声でハッと溶けかけた私の理性が戻ってくる。これ以上声出す訳にはいかない。もしも、もしも清香ちゃんが起きちゃったら・・・起きて、こんな姿を見られたら・・・。

右手の甲を口に押し当て、声が漏れるのを我慢する。私のそんな思いとは裏腹に、ダリは優しく、強烈に私の性感を高めていく。

「ううー!うー!うー!!」

口を塞いでいないと、多分大きな声でちゃう・・・。やめてほしいけど、やめてほしくない。

そうこうしているうちに、ダリが顔をM字に開いた私の足の間に埋めてくる。指を動かしながら、長い舌でチロチロとクリトリスを転がしてくる。

いま・・・今そんなことしちゃ・・・ダメ!!
「ふぅー!むぐぅ・・・!う・・・むぅ・・ふぅ!」

ぺちゃぺちゃとわざと音を立てて舐められている気がする。卑猥な音なのに、そのせいで更に私の性感は高まってしまう。

「ふぅー・・ふぅ・・・んんっ!!」
大きな快感の波が広がって、びくんと腰が跳ねる。そのままダリがギュッと抱きしめてくれる。

うう・・・気持ちよくて、幸せすぎて、涙出てくるよぉ・・・。

「んあ!」
秘所に感じたものに、思わず声が出てしまう。
ダリの屹立した陰茎が、私の秘唇に当たっているのがわかる。
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