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天狐あやかし秘譚
第65章 主客転倒(しゅかくてんとう)
☆☆☆
「お館様、カダマシから連絡がありました」
巫女姿の女、キヌギヌが緋紅に言った。

「首尾よくいったみたいだね」
「ええ、綾音とかいう女も確保したそうです」
「うん」
「次はどうされますか?予定通り、こちらにつれてきて、肉人形に?」

キヌギヌがいやらしい笑みを浮かべる。
肉人形にする、それは多分、今、自分の片割れであるスクセが受けている罰より、もっと過酷な『調教』が待っていることを意味する。それを眺められると思うだけでもワクワクしてしまう。

「うん、まあそれでもいいんだけど、万が一、奴らが何らかの方法で綾音とやらを追跡できる可能性もある。ここが特定されるのはとても困る。まだ時期じゃないからね。」
「じゃあ、カダマシに犯させてはいかが?あの巨根に犯されたら、女なら誰でも狂ってしまいますわ」
うーん、と親指で顎をかきながら、緋紅の目が少し上方に動く。

「そうだなあ・・・。でも、あいつにブチ込む役は僕がやりたいなあ・・・ああ、そうか!クチナワを使おう。あいつの『モミ』と『裾張蛇(すそばりのへび)』・・・しばらく、そいつで狂わして・・・うん、そうしよう。キヌギヌ、そう言っといて」

わかりました、とキヌギヌはかしずいた。

「そう言えば、スクセはどうしますか?
 ヤギョウのところに入れてからかれこれ8時間ほど経ちますが?」

キヌギヌに聞かれて、緋紅は、『今思い出した』と言わんばかりの表情を浮かべる。
「ん?ああ、そうか・・・いいんじゃない?もうすぐ夕飯だし、それまで入れといたら?ヤギョウのご飯のときにでも出してあげたら?」

そう言えば、そうしないと、喰われちゃうかもしれないからなあ・・・

独り言のように、緋紅は言った。
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