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白昼夢
第3章 SNS
その届いたメッセージを1通ずつ読んでゆく。
「よろしく…」
「こんばんは…」
「おはよう…」
色々な内容のメッセージが入っていた。
その中でもちょっと気になるメッセージを私は見つけたのだ。
「初めまして、とても可愛いですね…」
そう、書かれてあった。
私のプロフィール写真を見てそう言っている様だった。
この歳で可愛いと言われるのもちょっと恥ずかしくもあったが、とても嬉しい気持ちにもなったのだ。
メッセージの相手は男だった。
まぁ、出逢いの掲示板に書き込みをしたのだ。
コメントを入れてくるのは男に決まっている。
その男の名前は古川裕太と書いてあった。
その古川のプロフィールを見てみた。
「古着屋で働いています…」
そう、書かれてあった。
集合写真らしき写真がプロフ写真に載っていた。
確かに古着屋さんで働いている感じのする男だった。
私は、この人に興味を抱いた。
そして、メッセージに返事を書いた。
「お返事遅れてごめんなさい。良ければお友達になりませんか?」