- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白昼夢
第6章 ピザ
古川は、私の家のリビングに入るなりこう言ってきた。
「思ったよりも部屋がひろーい…」
そして、肩に掛けていたバッグをダイニングテーブルの上に置くのだった。
確かに、広く感じるだろう。
6畳二間を仕切っている襖を外していたからだ。
なので、実際には12畳程のワンルームになる。
私は古川にこう言った。
「そう、そんなに広くはないわよ…」
「いや、広いよ…」
「そ、そうかなぁ…」
「でも、俺の家って4部屋あるんだ…」
「え?一人で4部屋使ってるの?」
「うん、そうだよ…」
そう言うと古川は私の部屋をジロジロと見て回った。
私はそれがイヤでこう言ったのだ。
「余り、人の部屋ジロジロ見ないでくれない?」
「え?だって、人の部屋ってなかなか俺行かないから凄く新鮮に感じるんだ…」
古川は私の言葉を無視してベッドが置いてある隣の部屋へと入ってゆく。
そこにはデスクトップのパソコンが置いてあった。
「パソコンやるの?」
「ええ、やるわ…」
「思ったよりも部屋がひろーい…」
そして、肩に掛けていたバッグをダイニングテーブルの上に置くのだった。
確かに、広く感じるだろう。
6畳二間を仕切っている襖を外していたからだ。
なので、実際には12畳程のワンルームになる。
私は古川にこう言った。
「そう、そんなに広くはないわよ…」
「いや、広いよ…」
「そ、そうかなぁ…」
「でも、俺の家って4部屋あるんだ…」
「え?一人で4部屋使ってるの?」
「うん、そうだよ…」
そう言うと古川は私の部屋をジロジロと見て回った。
私はそれがイヤでこう言ったのだ。
「余り、人の部屋ジロジロ見ないでくれない?」
「え?だって、人の部屋ってなかなか俺行かないから凄く新鮮に感じるんだ…」
古川は私の言葉を無視してベッドが置いてある隣の部屋へと入ってゆく。
そこにはデスクトップのパソコンが置いてあった。
「パソコンやるの?」
「ええ、やるわ…」