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白昼夢
第2章 眠れない夜
私はこの音楽を聴きながらでも眠れるだろうか。
そう、思っていた。
だが、眠る事はやはりできなかった。
セカオワのアルバムを2枚ほど聴いてからイヤホンを外した。
余計に目が冴えているのに気づく。
仕方なくベッドから這い出て、イヤホンの充電をしてみる。
そして、またベッドに潜り込んだ。
何度も、何度も寝返りを打ってしまう。
どうしたものかと考えていた。
時計を見るとすでに夜中の12時を過ぎていた。
女子友達に電話をしても良かったのだが、もし寝ていたとしたらと思うと電話も出来なかった。
今、この時間で起きているであろう友達を思い浮かべてみる。
数人思い浮かんだけれど電話する気になれなかった。
一体、今日のこの私はどうしたら良いのだろうか。
ほとほと、参ってしまっていたのだ。
このまま、眠れずに朝までベッドで過ごそうか。
それもツライと感じてしまった。
暫く、スマホのSNSの掲示板をツラツラと眺めていた。
眠れないのにスマホなど見ていたら余計に眠れなくなるのは当たり前だった。
それなのに私はスマホを見る事をやめなかったのだ。
SNSの掲示板を何気に見ていた時、ハっと思いついたことがあった。
私もこの掲示板に書き込みをしてみようではないか。
そんな、馬鹿げたことを思いついてしまったのだった。