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先生♡ロリコンになってください♪
第20章 ホントの気持ちのち・・・天女の失踪
「あ・・・あのお!お母さん、どこに行ったかわかりませんか?」

愛里沙が指を組んで祈るようなポーズでうるうるとおじいさんを見つめる。
こ・・・これは・・・!あのときと同じ嘘をつく気か!?

そう、先日、レストランの主人を騙した手口である。
ま・・・まずいでしょ!?ね?先生?

「妻を・・・妻を、一刻も早く探さなきゃいけないんです!!」

武内先生が芝居がかった仕草でおじいさんにすがりつく。
・・・・乗ってるよ、この人。

「お母さんは私と弟の秋良を置いて出ていったんです」
「やっと居場所を突き止めて来たのに、もぬけの殻だなんて」
「少しでも、手がかりはないのでしょうか?」
「ほんのちょっとでもいいんです。どこに行くとか、どこに住む、とか、言ってませんでしたか?」

・・・・限りなく僕は引き気味で見ていたが、それが気に食わなかったのか愛里沙がガンとスネを蹴飛ばしてくる。

いって・・・!

「秋良!あんたもお願いしなさいよ!」
「・・・今朝は、いたんですよね?」

当然だ。うちの学校は日曜日はセキュリティ上、完全閉鎖だ。校長室に辞表を置くなら朝に行くしかない。だったら、昨日のうちに街を出ている、ということはないはずで、この家から行ったと考えるべきだ。

「ああ!そうそう・・・そういや見たな」
ぽんと、おじいさんが手を打つ。

「会ったんですね?」
「会ったのね!?」

こら、あんまり顔を近づけるな、二人とも!おじいさんが引いてるじゃないか。
いきり立つ二人をぐいと押しのけて、僕が前に出る。

「その時・・・何か、喋ったり、気づいたりしたことないですか?旅行カバンとか持ってなかったですか?」

えええっと・・・。おじいさんが腕組みしながら考え込む。

早く!早く!
早く!早く!

愛里沙と武内先生がジタバタと足を踏み鳴らす。うるさい!落ち着け!ステイ!ハウス!!!

「おお!そうじゃあ!チケット印刷するって言っとった。今はスマホちゅうのかい?あれでも乗れるけど、やっぱ紙もあった方が安心とかなんとか・・・。それでゴロゴロ、ちっこいスーツケース引きずってコンビニ行きよったな」

結局おじいさんが思い出せたのはここまでだった。
僕らは車に戻った。
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