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先生♡ロリコンになってください♪
第20章 ホントの気持ちのち・・・天女の失踪
☆☆☆
キキキーっ!!

やや古めの乗用車が正門脇に横付けされる。運転席から先生が手招きをする。
いいのか!?生徒をこんな時間に外に連れ出して!

「私が助手席よ!秋良!」
愛里沙がさっさと助手席に乗り込む。僕は後ろの席だ。シートベルトを締めると、車はぎゅるるると、ものすごい音を立てて出発した。
途中で、おまわりさんに捕まらないか心配だ。

かなり荒っぽい運転だったが、幸運なことにおまわりさんには捕まらずに済み、僕らは、例のパーティが開催された風見先生のマンションに無事たどり着いた。

「さあ!待ってなさいよ・・・風見みゆき!」

部屋番号を押し、ぴんぽーんと呼び鈴を鳴らす。
・・・・。
もう一度。ぴんぽーん。
・・・・。
もう一度。ぴんぽーん。

・・・・。ビキ!

ん?ピキ・・・?

「ざっけんじゃねえよ!こら!出てこい!風見みゆき!!!」
大声を上げてエントランスの扉を蹴り破ろうと足を上げる愛里沙を必死に僕と武内先生で止める。
「愛里沙!落ち着いて!」
「こら、二階堂!破壊はダメだ!!」
なおもジタバタする愛里沙を二人でなんとか押さえつけようとしていた矢先、後ろからのどかな声がした。

「なにしとるん?あんたら?」

振り返ると、そこにはひとりの老人が立っていた。武内先生が、事情を説明すると、どうやらその後老人はこのマンションの管理人らしく、「ああ!」と声を上げる。

「その部屋の人なら、引っ越したよ・・・。昨日。なんか急に引っ越す必要できたとか、なんとか言ってな」

・・・・・・・。

「えええええ!!!」
武内先生が叫んだ。
「あんたら、一体、あの人とどういう関係?」
たしかに怪しいだろう。大人の男ひとりと、小学生の男女二人が、妙齢の女性を尋ねてきて、いないとわかると大声で喚き散らす・・・とか。
一体、どう説明すれば・・・。
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