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先生♡ロリコンになってください♪
第21章 天女の失踪のち・・・恋の神様♡

「いたぞ!!!」
俺は後ろにいる二階堂、紫藤に知らせるため、大声を上げた。聞こえたか?早く来い!
そして、同時にその彼女の方に向けて走り寄る。
早く近くに行きたいのだが・・・人が多すぎてなかなか進まない。人混みをかき分けて進もうと試みる。しかし、なかなか近づくことが出来ない。
そうこうしているうちに、後ろから小回りの効く小学生二人組が追いついてきた。
「先生!風見先生は?」
紫藤が追いついてきた。次いで、二階堂も。
俺は、前方を指差す。
「あそこ!濃茶のファーコートに白色ワンピース。ピンクのスーツケース!行け!二階堂!!」
二階堂が子鹿のような足をバネのようにしならせ、人波をかき分けていく。その後を負けぬほどの速さで紫藤が続く。
だが、風見先生は、今まさに手荷物検査場に入らんとしているところだ。
間に合え!間に合え!!!!
「行くな!!みゆきーーーー!!!」
渾身の力を込めて叫んだが、それが聞こえてなかったのか、聞こえていても無視したのか、風見先生は、エントランスに吸い込まれていった。小学生二人も風見先生!と呼んでくれたようだが、それも虚しかったようだ。
行って・・・しまった・・・。
やっと風見先生が入っていった手荷物検査場の入口前についた。
二階堂がなおも検査場内に侵入しようとしていたが、そこは常識人の紫藤が羽交い締めにして抑えていてくれた。よかった・・・ここで無断侵入なんぞしたら目も当てられない。そして、こいつはやりかねない。
だけど・・・
検査場の向こうを見やる。
行き交う人の波の中、もう、彼女の影は見えなかった。
あーあ・・・。こんなもんなのかな。
やっぱ、俺って。
ずっと、もてなくて、彼女欲しいなあと思いながらこの年になっちまって。
初めてマジで惚れた女性にはさよならも言ってもらえないって・・・。
俺は後ろにいる二階堂、紫藤に知らせるため、大声を上げた。聞こえたか?早く来い!
そして、同時にその彼女の方に向けて走り寄る。
早く近くに行きたいのだが・・・人が多すぎてなかなか進まない。人混みをかき分けて進もうと試みる。しかし、なかなか近づくことが出来ない。
そうこうしているうちに、後ろから小回りの効く小学生二人組が追いついてきた。
「先生!風見先生は?」
紫藤が追いついてきた。次いで、二階堂も。
俺は、前方を指差す。
「あそこ!濃茶のファーコートに白色ワンピース。ピンクのスーツケース!行け!二階堂!!」
二階堂が子鹿のような足をバネのようにしならせ、人波をかき分けていく。その後を負けぬほどの速さで紫藤が続く。
だが、風見先生は、今まさに手荷物検査場に入らんとしているところだ。
間に合え!間に合え!!!!
「行くな!!みゆきーーーー!!!」
渾身の力を込めて叫んだが、それが聞こえてなかったのか、聞こえていても無視したのか、風見先生は、エントランスに吸い込まれていった。小学生二人も風見先生!と呼んでくれたようだが、それも虚しかったようだ。
行って・・・しまった・・・。
やっと風見先生が入っていった手荷物検査場の入口前についた。
二階堂がなおも検査場内に侵入しようとしていたが、そこは常識人の紫藤が羽交い締めにして抑えていてくれた。よかった・・・ここで無断侵入なんぞしたら目も当てられない。そして、こいつはやりかねない。
だけど・・・
検査場の向こうを見やる。
行き交う人の波の中、もう、彼女の影は見えなかった。
あーあ・・・。こんなもんなのかな。
やっぱ、俺って。
ずっと、もてなくて、彼女欲しいなあと思いながらこの年になっちまって。
初めてマジで惚れた女性にはさよならも言ってもらえないって・・・。

