この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先生♡ロリコンになってください♪
第21章 天女の失踪のち・・・恋の神様♡
☆☆☆
風見先生!

俺は、空港内を疾風のように走り抜ける。
歩く人、カートを押す人をかき分け、出発ロビーを目指した。

愛おしい人が、今、自分の目の前からいなくなろうとしている。
追いついて何をしようとか、そんなことは一切考えていなかった。
とにかく、ひと目なりとも、何としてでも・・・その思いだけだった。

手荷物検査場まで辿り着く。横に長い空港のターミナル。できるだけ視野広く彼女を探す。

「紫藤!二階堂!風見先生を見つけてくれ!」

言って、ふと思う。ああ・・・俺、今、多分人生で一番とんでもないことをしているよな、と。ここまで、結構真面目一本槍でやってきたのに、学校の授業をすっぽかして、あまつさえ生徒を二人も連れ出して、己の私利私欲のために突っ走っている。

自分でも不思議だ。
どうして、ここまでできたんだろう。

俺、こんな事するやつじゃなかったよな?

「先生!絶対見つけるからね!私!ひとこと文句言ってやらないと気がすまないのよ!!!」

二階堂愛里沙・・・お前、元気だな。

ああ、そうか、こいつのおかげか。

レストランで、俺が風見先生を止めようとしたときも、
風見先生が俺に突っかかってきたときも、
そして、今回も・・・

こいつが一生懸命怒ってくれた・・・まっすぐ、怒ってくれたから。
だからか・・・。なんだか、勇気が出たっていうかな・・・。

二階堂が、右手に突っ走っていく。その後を少し遅れて紫藤が追いかける。
いいコンビだよ、お前ら。

紫藤・・・お前、女、見る目あるよ。
あいつを離すな。絶対に、離すなよ?

俺も・・・頑張るからさ!

周囲を見回す。小さいスーツケースを持っていると言っていた。服装までは聞かなかったけど、風見先生なら、遠目でもわかる自信がある。あのスタイル、あの美貌。間違うはずがない。

どこだ・・・どこだ・・・。まだ入っていないでいてくれよ・・・。

きょろきょろ見渡す俺の目に、一人の女性が飛び込んできた。数ブロック先、エスカレーターから降りてくるスタイル抜群の女性・・・間違いない・・・あれは・・・あれは!

風見先生!
/174ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ