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先生♡ロリコンになってください♪
第21章 天女の失踪のち・・・恋の神様♡

☆☆☆
風見先生!
俺は、空港内を疾風のように走り抜ける。
歩く人、カートを押す人をかき分け、出発ロビーを目指した。
愛おしい人が、今、自分の目の前からいなくなろうとしている。
追いついて何をしようとか、そんなことは一切考えていなかった。
とにかく、ひと目なりとも、何としてでも・・・その思いだけだった。
手荷物検査場まで辿り着く。横に長い空港のターミナル。できるだけ視野広く彼女を探す。
「紫藤!二階堂!風見先生を見つけてくれ!」
言って、ふと思う。ああ・・・俺、今、多分人生で一番とんでもないことをしているよな、と。ここまで、結構真面目一本槍でやってきたのに、学校の授業をすっぽかして、あまつさえ生徒を二人も連れ出して、己の私利私欲のために突っ走っている。
自分でも不思議だ。
どうして、ここまでできたんだろう。
俺、こんな事するやつじゃなかったよな?
「先生!絶対見つけるからね!私!ひとこと文句言ってやらないと気がすまないのよ!!!」
二階堂愛里沙・・・お前、元気だな。
ああ、そうか、こいつのおかげか。
レストランで、俺が風見先生を止めようとしたときも、
風見先生が俺に突っかかってきたときも、
そして、今回も・・・
こいつが一生懸命怒ってくれた・・・まっすぐ、怒ってくれたから。
だからか・・・。なんだか、勇気が出たっていうかな・・・。
二階堂が、右手に突っ走っていく。その後を少し遅れて紫藤が追いかける。
いいコンビだよ、お前ら。
紫藤・・・お前、女、見る目あるよ。
あいつを離すな。絶対に、離すなよ?
俺も・・・頑張るからさ!
周囲を見回す。小さいスーツケースを持っていると言っていた。服装までは聞かなかったけど、風見先生なら、遠目でもわかる自信がある。あのスタイル、あの美貌。間違うはずがない。
どこだ・・・どこだ・・・。まだ入っていないでいてくれよ・・・。
きょろきょろ見渡す俺の目に、一人の女性が飛び込んできた。数ブロック先、エスカレーターから降りてくるスタイル抜群の女性・・・間違いない・・・あれは・・・あれは!
風見先生!
風見先生!
俺は、空港内を疾風のように走り抜ける。
歩く人、カートを押す人をかき分け、出発ロビーを目指した。
愛おしい人が、今、自分の目の前からいなくなろうとしている。
追いついて何をしようとか、そんなことは一切考えていなかった。
とにかく、ひと目なりとも、何としてでも・・・その思いだけだった。
手荷物検査場まで辿り着く。横に長い空港のターミナル。できるだけ視野広く彼女を探す。
「紫藤!二階堂!風見先生を見つけてくれ!」
言って、ふと思う。ああ・・・俺、今、多分人生で一番とんでもないことをしているよな、と。ここまで、結構真面目一本槍でやってきたのに、学校の授業をすっぽかして、あまつさえ生徒を二人も連れ出して、己の私利私欲のために突っ走っている。
自分でも不思議だ。
どうして、ここまでできたんだろう。
俺、こんな事するやつじゃなかったよな?
「先生!絶対見つけるからね!私!ひとこと文句言ってやらないと気がすまないのよ!!!」
二階堂愛里沙・・・お前、元気だな。
ああ、そうか、こいつのおかげか。
レストランで、俺が風見先生を止めようとしたときも、
風見先生が俺に突っかかってきたときも、
そして、今回も・・・
こいつが一生懸命怒ってくれた・・・まっすぐ、怒ってくれたから。
だからか・・・。なんだか、勇気が出たっていうかな・・・。
二階堂が、右手に突っ走っていく。その後を少し遅れて紫藤が追いかける。
いいコンビだよ、お前ら。
紫藤・・・お前、女、見る目あるよ。
あいつを離すな。絶対に、離すなよ?
俺も・・・頑張るからさ!
周囲を見回す。小さいスーツケースを持っていると言っていた。服装までは聞かなかったけど、風見先生なら、遠目でもわかる自信がある。あのスタイル、あの美貌。間違うはずがない。
どこだ・・・どこだ・・・。まだ入っていないでいてくれよ・・・。
きょろきょろ見渡す俺の目に、一人の女性が飛び込んできた。数ブロック先、エスカレーターから降りてくるスタイル抜群の女性・・・間違いない・・・あれは・・・あれは!
風見先生!

