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先生♡ロリコンになってください♪
第22章 恋の神様♡のち・・・
きっと、冬休みに、なにかあったんだろう。

「そうなんですね・・・。愛里沙には?」
「だから、お前だけに言うって、言ったじゃん」

ニッと先生が笑う。
そして、ワシワシと僕の頭を大きな手で撫でてきた。

「お前たちのおかげだ」

え?何が?・・・聞いてみたが、それ以上は言ってくれなかった。
その代わり、グリグリと頭を撫でながら、先生はこう続けた。

「お前、いい子見つけたな・・・。絶対、絶対、離すなよ!」

ボンと背中を強く叩いたので僕はむせそうになってしまう。

「言われる・・・までもないですよ」

先生が辞める、と聞いても、多分、愛里沙は何も言わないだろうと思った。実はたまに今でも『武内先生かっこいい!』とか言う事があるのだが、それについても、僕はだんだん分かってきたのだ。

あの時、この相談室で武内先生が言っていたことが心に蘇る。

『あの年の子にありがちなことだよ。身近な大人に憧れるっていうか・・・。多分、おままごとみたいなもんだよ。』

そうなのだ。愛里沙の先生に対する『好き』・・・。
あれはそう、アイドルを見ているような・・・そんな感じ、みたいだ。

だから、僕も少し、自信がついた。

「実際にいっちばん大事なのは、お前なんだよ。あいつにとってはさ。そんなの見てりゃわかる。すっごいわかりやすいぜ?」

そう言って先生は笑った。
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