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先生♡ロリコンになってください♪
第5章 嫉妬の嵐♡のち・・・色気の雫
☆☆☆
「色気よ・・・」
放課後、誰もいなくなった教室。愛里沙と僕はほぼ日課になっている、「小太郎先生ロリコン化計画立案会議」を開いていた。会議の開催数は10回目から数えるのをやめた。
今日の会議の冒頭の発言が、先程の「色気」である。
「へ?」
単語だけではさすがに意味が分からず、僕は間の抜けた声を出してしまう。ただ、そうでありながら、嫌な予感だけはビシビシ感じていた。
ろ・・・ろくでもないことが始まる気がする・・・。
これは、三十六計逃げるに如かず、ではなかろうか。
じりじりとランドセルに手を伸ばす。・・・ちらっと教室の出口までの距離を測り、机を避けて脱出できるルートを算出する。
「そう、色気・・・私に足りないものは!!」
ぐっと握りこぶしをつくり、中空を見上げる愛里沙。
しめた、視線がそれた!
僕はバッとランドセルをひっつかむと、身体を翻し、教室の出口を目指す。
はずだったが・・・。
「ぐえええ!」
伸びてきた愛里沙の手が後ろから服の襟を掴んだため、首がしまって変な声が出た。
「に・げ・る・な!!!」
ものすごい形相で睨まれる。こ・・・こわい。
そのまま椅子に連れ戻される。ついでに、ランドセルは取りにくいようにしっかりと机の横のフックに引っ掛けられてしまった。
「やっぱり色気が足りないのだわ、私。やっぱり成長するには自分の欠点を素直に認めないといけないわ!」
いや、お前の欠点は色気だけじゃねえよ・・・と心の中でツッコミを入れる。あくまで心の中だ。口にしたら殺されかねない。
「色気よ・・・」
放課後、誰もいなくなった教室。愛里沙と僕はほぼ日課になっている、「小太郎先生ロリコン化計画立案会議」を開いていた。会議の開催数は10回目から数えるのをやめた。
今日の会議の冒頭の発言が、先程の「色気」である。
「へ?」
単語だけではさすがに意味が分からず、僕は間の抜けた声を出してしまう。ただ、そうでありながら、嫌な予感だけはビシビシ感じていた。
ろ・・・ろくでもないことが始まる気がする・・・。
これは、三十六計逃げるに如かず、ではなかろうか。
じりじりとランドセルに手を伸ばす。・・・ちらっと教室の出口までの距離を測り、机を避けて脱出できるルートを算出する。
「そう、色気・・・私に足りないものは!!」
ぐっと握りこぶしをつくり、中空を見上げる愛里沙。
しめた、視線がそれた!
僕はバッとランドセルをひっつかむと、身体を翻し、教室の出口を目指す。
はずだったが・・・。
「ぐえええ!」
伸びてきた愛里沙の手が後ろから服の襟を掴んだため、首がしまって変な声が出た。
「に・げ・る・な!!!」
ものすごい形相で睨まれる。こ・・・こわい。
そのまま椅子に連れ戻される。ついでに、ランドセルは取りにくいようにしっかりと机の横のフックに引っ掛けられてしまった。
「やっぱり色気が足りないのだわ、私。やっぱり成長するには自分の欠点を素直に認めないといけないわ!」
いや、お前の欠点は色気だけじゃねえよ・・・と心の中でツッコミを入れる。あくまで心の中だ。口にしたら殺されかねない。