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先生♡ロリコンになってください♪
第6章 色気の雫のち・・・秋の嵐
愛里沙が、後ろから割って入ってくる。

振り向くと、超ニコニコした愛里沙がいた。
「秋良くん、私と放課後一緒に勉強するって約束しているんです!でも、風見先生が困ってるならぁ・・・秋良がお手伝いしたほうが良いと思うんです。」
「お!本当か!二階堂!」

いやいやいやいや!
やめてえ!愛里沙・・・お願いだよぉ!

「でもぉ・・・そうすると、愛里沙はお勉強がわからなくなっちゃってぇ・・・困っちゃうんですぅ・・・。もし、秋良の代わりに先生が教えてくれるんだったら・・・」

ちらっと上目遣いに武内先生を見る。もじもじして、可愛らしい女の子のふりをしている。
こ・・・こいつ・・・僕を売る気だ。
僕を売って、先生に取り入る気だぁ!

「愛里沙はぁ・・・特に算数と理科が苦手でぇ・・・もしも、小太・・・武内先生が教えてくれるなら、秋良くん、お手伝いに行ってもらってもいっかなーって」

何が。『いっかなー』だ!
貞操!貞操の危機なの!?わかる?僕、食べられちゃうんだよ?
必死で目で訴える。
しかし、愛里沙の目はうるうると武内先生しか見ていない。

だ・・・ダメだ・・・。
絶望的な気持ちになる。

武内小太郎は風見先生に夢中
二階堂愛里沙は武内先生に夢中

この場に、僕の味方は一人もいない。

「よし!わかった!俺がお前につきっきりで勉強教えてやる!だったらいいな?」
「はい!もちろんです♡」

どなどなどーなーどーなー♪

頭に例の名曲が流れる。互いの思惑が叶い、嬉しそうな二人を尻目に、僕は白目をむいていた。

おかあさん・・・僕・・・ダメかも。
ごめんなさい。

どうなるんだ?これ!?

【The first stage of the accidental operation is successful.
Except for one very unhappy boy.】
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