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先生♡ロリコンになってください♪
第11章 あくまの研究のち・・・すれ違う意図
☆☆☆
棚からぼた餅というか、瓢箪からコマというか・・・。

武内先生が保健室を出ていった後、溢れる笑みを止めることができなかった。

紫藤くんとあわやエッチ、という場面で愛里沙ちゃんが乱入してきて、そのまますっといなくなった。その時は、『なんだ、愛里沙ちゃん、紫藤くんのこと、好きじゃなかったのね』と考えて、スーッと熱が冷めちゃって、彼をリリースしちゃったけど、実はその後、もやもやしていたのだ。

紫藤くんのあの必死そうな表情、愛里沙ちゃんがいなくなったときの顔は、愛里沙ちゃんが自分のことを助けるに違いない、と思いこんでいる様子に見えた。

そして、愛里沙ちゃん・・・かわいい・・・。
多分、紫藤くんに私がパイズリをしたということを聞いたんだ。それで、自分もできるかとか、どうしたらできるかを調べて回った・・・。

やっぱり・・・やっぱり、二階堂愛里沙は紫藤秋良のことが好きなんだ。
それも尋常じゃないくらい・・・。

いい・・・いいわ!あのカップル・・・燃えるわ♡
私の心は再び紫藤くん獲得に向けて燃え上がってきた。

そんなとき、おあつらえ向きに、武内先生からのお誘いである。これで、もっと二人の情報が聞き出せるじゃない!なんていいタイミング!
あの二人はどういう関係なのか?どれくらい仲がいいのか?
紫藤くんのことも学校のシステムに入っている以上のことを知ることができる。

ふふふふ・・・武内先生・・・せいぜい利用させていただくわよ。

そして、今度こそ、愛里沙ちゃんの目の前で、紫藤くんを・・・おいしく頂いちゃいましょう♡

その時の愛里沙ちゃんの絶望的な顔が、目に浮かぶようだわ♪
私の微笑みはいつしか声を出した笑いに、そして、最後には哄笑に至っていた。
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