この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先生♡ロリコンになってください♪
第12章 すれ違う意図のち・・・てんしの微笑み
まだ、約束の時間まで20分ほどある。今日やるべき自分の仕事は終わってしまったし、着替えも終わり、あとはここを施錠して出るだけだ。武内先生は学年会議だそうで、約束した時間までは解放されないだろう。

時間を持て余してしまう。ぼんやりと保健室の自分の事務机に頬杖をつく。

私は空いた時間、というのがとても嫌いだ。スケジュール帳もとにかく埋めていないと気がすまない。本当は今日の夜もジムに行って、買い物してと計画を立てていた。そこに約束が入ってしまい、ぽっと時間が開いてしまった。

こういう暇な時間があると、つい昔のことを思い出してしまうし、ソワソワするから嫌なんだよ・・・。

ああ・・・嫌なことを思い出した。

熊谷健太・・・。忌々しいことにまだ名前を覚えている。彼に告白されたのは、高校2年生の春だった。自慢じゃないが、私は地味子ちゃんで、全くモテなかった。なので最初に感じたのは素直に『嬉しい』という気持ちだった。

他の子がガンガン彼氏作って、下手したら初体験も済ませている中、私だけが灰色の青春という言葉がピッタリの毎日だった。

別に男に興味がなかったわけじゃない。恋愛したかったし、えっちにも興味津々だった。でも自分に全く自信がなかったのだ。

そんなある日、告白されて、本当に嬉しかった。熊谷は特に美男子というわけでもなければ、なにかすごく秀でている子でもなかった。普通の男の子だった。でも、私を好いてくれる、その一点で、私はつきあうことを決めた。

ただ、悲劇はすぐ訪れた。何度かデートしたとき、初めてキスをした。このとき、私はこの先も・・・とちょっと期待してしまっていたところがあった。しかし、キスをしたあと、すぐに彼はよそよそしくなった。
なんでかわからない。自分がなにか悪いことをしただろうか?と思ったが、心当たりはまったくない。これから夏に向けて、青春だ!と思った矢先だったからなおさらだった。
/130ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ