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過去を塗りかえて
第8章 罠
2017年12月24日 AM11:00
「うっ・・・」
激しい頭痛と共に優太は目を覚ました。
ボンヤリした視界に見覚えの無い部屋の風景があった。
白いシーツの上に全裸の女が横たわっていた。
「えぇっ・・・?」
大きく見開いた優太の目の前に女の顔が覆いかぶさるように近づく。
「ふふふ・・・」
濡れる唇から白い歯を覗かせて微笑んでいる。
「昨日・・・」
マニキュアの赤い爪が優太の胸をなぞる。
「凄かった・・よ・・・」
甘い囁きに優太は愕然とする。
意識が回復するにつれ、状況が鮮明になっていく。
女と同様、自分も全裸だった。
女の部屋なのか、見たことの無い調度品が並んでいる。
括れたウエストと豊満なバストに思わず喉が鳴った。
良く見ると、同じゼミの伊藤沙也加だった。
優太と同級生で美人だが、派手な印象の彼女は苦手だった。
徐々に記憶が戻ってくる。
昨日、ゼミの最終日打上の後。
あいにく、その日は不在だった絵美のこともあり一人、帰ろうとしたのだが。
高木達に呼び止められてコンパに参加した。
勧められるままに酒に酔ううちに、いつの間にか隣に彼女がいた。
その後は。
記憶が消えていた。
「あ、あのぉ・・・?」
おずおずと聞いた優太の頬に沙也加はキスした後、耳元で囁いた。
「覚えてないのぉ・・・?」
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「わたし・・初めてだったのよ・・・」
視線が差す方に目を向けて、優太は愕然とした。
赤い染みがシーツに見えたからだ。
「そ、そんな・・・」
全然、身に覚えがないことだった。
昨夜、酔いの中で意識を失って。
ここに、沙也加の部屋に来たのだろうか。
そして。
彼女と。
「うっ・・・」
激しい頭痛と共に優太は目を覚ました。
ボンヤリした視界に見覚えの無い部屋の風景があった。
白いシーツの上に全裸の女が横たわっていた。
「えぇっ・・・?」
大きく見開いた優太の目の前に女の顔が覆いかぶさるように近づく。
「ふふふ・・・」
濡れる唇から白い歯を覗かせて微笑んでいる。
「昨日・・・」
マニキュアの赤い爪が優太の胸をなぞる。
「凄かった・・よ・・・」
甘い囁きに優太は愕然とする。
意識が回復するにつれ、状況が鮮明になっていく。
女と同様、自分も全裸だった。
女の部屋なのか、見たことの無い調度品が並んでいる。
括れたウエストと豊満なバストに思わず喉が鳴った。
良く見ると、同じゼミの伊藤沙也加だった。
優太と同級生で美人だが、派手な印象の彼女は苦手だった。
徐々に記憶が戻ってくる。
昨日、ゼミの最終日打上の後。
あいにく、その日は不在だった絵美のこともあり一人、帰ろうとしたのだが。
高木達に呼び止められてコンパに参加した。
勧められるままに酒に酔ううちに、いつの間にか隣に彼女がいた。
その後は。
記憶が消えていた。
「あ、あのぉ・・・?」
おずおずと聞いた優太の頬に沙也加はキスした後、耳元で囁いた。
「覚えてないのぉ・・・?」
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「わたし・・初めてだったのよ・・・」
視線が差す方に目を向けて、優太は愕然とした。
赤い染みがシーツに見えたからだ。
「そ、そんな・・・」
全然、身に覚えがないことだった。
昨夜、酔いの中で意識を失って。
ここに、沙也加の部屋に来たのだろうか。
そして。
彼女と。