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School Girl
第2章 秘密
「あははっ。朝からなんて声出してんのよぉ」
声を掛けてきたのは、友達の紗耶だった。
真希よりも10センチ以上高い身長に、茶色の長い髪型で小麦色の肌をした紗耶は中学の時からの付き合いだった。
朝からやたらとテンションの高い紗耶は、その持ち前の明るさと人懐っこい性格で男子にも女子にも好かれていた。
それでいて何故か彼氏が出来たという話しを聞いた事がなかった。
「そりゃ、真希と違ってこんなカラダしてたら、男なんて寄り付かないわよ」
そう言って、紗耶は体格のいい腹を‘ポン’と叩いて豪快に笑う。
紗耶は真希の小柄なくせに出る所は出っ張って、凹む所はしっかり凹んでる体型を羨むが、真希は紗耶の誰とでも分け隔てなく付き合える性格が羨ましかった。