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School Girl
第2章 秘密
「早くしないと遅刻するよっ」
スカートが捲くれ上がらないようにとゆっくり歩いているのを、紗耶は怪訝な表情を浮かべて見てくる。
「あっ…うん… そうだね…」
いくら友達の紗耶とは言え、制服の短いスカートの下はノーパンだなんて言えない。
言ったとしても、紗耶の事だから豪快に笑い飛ばして他の人には黙っているだろうが、恥ずかしくて言う気にもなれない。
「なんか、今日は様子おかしいね?
真希、なんかあったの?」
並んで歩いていた紗耶が顔を覗き込んで訊いてくる。
「えっ… なっ、何もないよ?」
咄嗟にスカートの裾を‘ギュッ’と掴んで、慌てて何でもない事を強調した。
「ならいいけどさぁ…」
視線を横に反らして顔を覗き込んでくる紗耶の視線から逃れた真希は、紗耶の視線が握っているスカートの裾に向けられている事に気付いてなかった。