この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
School Girl
第12章 カノジョ
「…であるからして………」
初老の教師が蕩蕩と言葉を発して授業を進める中。
…う……ヤバい………
肩までの長さの茶髪を垂らし、顔を俯かせる真希。
両腕を机の上で伸ばし、しっかりと教科書を立てて掴んでいるものの、気を抜けば頭がカクンカクンと上下する。
朝からの全力疾走の疲れに加えて、教師の穏やかな声質が眠気を誘う。
「…まただよ……」
「先生も諦めてるっぽいしな……」
真希の様子に囁き合うクラスメート。
その言葉通りに、教師も真希を気にする素振りも無く授業を進める。
「しっかし……あれは……」
「毎日の事だけど……俺らには……なぁ………」
授業其方退けで、睡魔と戦闘中の真希をチラチラと見る男子。
椅子に座る真希の短いスカートの裾は擦り上がり、スラリとした瑞瑞しい肌の脚は疎か、太腿さえも覗かせている姿が気になって仕方がなかった。