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School Girl
第2章 秘密
「どうした?」
答えを書き終えた真希を怪訝そうに見ながら、教室の静寂を破って教師の声が響く。
…もうちょっと小声で話してよ…
そんな事を思いながらも、我慢の限界を彷徨っているだけに、そんな事を言う事も出来ずに言葉を続けた。
「あ…あの……と…とい…トイレに…行きたいん…ですが…」
皆の目の前で言う事に、恥ずかしさのあまり耳まで赤らて俯く。
「ちゃんと休み時間に行っておけよ?」
脚をモジモジと動かしている真希の様子を見て、教師も仕方ないとばかりに許可を出した。
やっと尿意の苦痛から解放される真希は、教師の話が終わる前に教室を飛び出して、スカートの裾を気にする余裕もなくトイレへと駆け込んだ。