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School Girl
第14章 フタリ
「ねえねぇっ、どうなのよっ!?」
「えっ? だから…いや……あはは………」
教室に着くなり、待ち構えていた美奈に問い詰められる真希。
「みんな噂してんだけどさぁ。ホントのトコはどうなのよっ」
真希を逃がすまいと、ガシッと両肩を掴んで離さない美奈。
その目は興味に爛々と輝いていた。
「いや…だから……ね……」
その視線に引き攣った表情で苦笑いを溢すしかない真希と、二人のやり取りをチラチラと見詰めるクラスメート。
「あの真希が、一見冴えない普通の……しかも後輩とデキてるって噂なんだけどさぁぁぁ」
真希の両肩を掴んだ美奈の腕が激しく動く。
頭がガクンガクンと振れ、カラダが前後に揺れれば、そのカラダに付いた豊満な胸もタプンタプンと揺れる。
ウンウンと頷くクラスメート。
その中には、激しく揺れる真希の胸や、短いスカートが微かに浮き上がってチラつく太腿に視線を向ける者も居た。
好奇や嫉みの混じった視線を一身に浴びながら、真希は困惑を繰り返していた。
「ちょ…ちょっと……落ち着い………」
「だぁかぁらぁぁ、どおなのぉぉぉっ」
口を開こうにも、問い詰める美奈の勢いを前に、またしても真希は口を閉ざすしかなかったのだった。