この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
School Girl
第14章 フタリ
 
「あは…は……。朝から…た、大変…だったね……」

「ホントだよぉ…。いい加減諦めてくれれば良いのにぃ……」

 引き攣った笑みを溢すシンの横で、真希は頬を膨らませてプリプリと怒りを現していた。

「ま、まぁ…真希さんだから…仕方ないんじゃ…」

「何で真希だとダメなのぉ?
 他にもネタになりそうな娘なんていっぱいいるのにぃ」

 宥めようとするシンの言葉も効かず、箸を咥えた儘で真希は頬を膨らませ続けた。

「しっかし…」

 そんな怒りも、辺りを見回す事で鎮静化していく。

「何か…真希のせいで……ゴメンね……」

 途端にしおらしくなった真希に、慌てだすシン。

「あ、いや……。ボクも人気無い方が落ち着くから……」

 宥めるシンの言葉だったが、真希の眉尻は済まなそうに下がるだけだった。

 やたらと動向をマークされるようになった真希。

 何処に行くにも好奇の視線を向けられ、それから逃れるように校舎を飛び出した。

「でも…シンくんにも…迷惑………」

「あ、ぼ、ボクはそんな………」

 元より全校生徒の注目の的であった真希。

 そんな渦中の人物と噂されているシンもまた、好奇の視線を向けられるようになっていた。

 そんな二人は苦労して昼食の場所に選んだのが、人気の無い校舎裏の、更に倉庫小屋の裏側の日の当たらない場所であった。
/410ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ