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School Girl
第14章 フタリ
 
 ガラス壁と植栽の間を息を殺して身を屈めて進む二人。

「あ…あぁんっ………も…もっとぉ………」

 歩みを進めるにつれて、更に大きくなっていく女の甘い声。


…や…やっぱり…そうじゃない………


 甘い声が吐き出す言葉に確信を持ち始めた真希だったが、脇を進むシンを前にして、今更引き返す事が出来ないでいた。

「そ、そうよぉっ。……もっと…奥まで……グリグリとぉ………」

 甘ったるい声が鮮明に聞こえた瞬間、真希は目を見開いて足を止めたのだった。

 真希の隣を同じくして進んでいたシンの足も止まる。


…う…嘘………
…こんなトコで………


 植栽とガラス壁に挟まれた場所。

 陽射しを室内に取り込むガラス壁は、当然の様に外からも丸見えだった。

 それにも拘わらずガラスに両手を着いて、擦れた水着から胸を露わにしながら、立ちバックで男のモノに喘いでいる姿があった。

「そ、そんな…ホントに………」

 背後から貫かれて、恍惚な表情を浮かべている女の姿に、真希は思わず身を乗り出した時だった。

「ま、真希さんっ」

 慌てながらも、小さく吐き出されたシンの声。

 同時に腕を引かれて、その身を屈ませられる。

「えっ!? な、何っ?」

 突然の事に戸惑いながらも、眼前で繰り広げられている淫らな光景から目が離せなかった真希だった。
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