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School Girl
第15章 衝動
「はぁ…まさか…いつの間に………」
「ホント…だよねぇ………」
屋内プールを飛び出して敷地を並んで歩くその顔は、二人共赤く染まっていた。
来た時は離れていた二人の間も、今は真希がシンの腕に自らの腕を絡ませ、胸を押し当てている有様だった。
…直に見て触ったとは言え………
黒いTシャツにジーパンという無難な姿のシン。
肘に当たる真希の胸の柔らかさにチラチラと視線を向ければ、胸元の大きく開けたキャミソールに包まれた深い谷間が視界に飛び込む。
腹を辛うじて隠す短い丈のキャミソールに、太腿も艶めかしく露わにしたショートパンツ姿の真希。
生地の感触を嫌う真希ならではと分かっていても、キャミソールの胸の先端に浮かぶプクッとした隆起に鼓動は速まる。
辛うじて覗いていた人混みから抜け出したものの、未だ興奮は燻っていたシン。
いつ男に襲われてもおかしくないような身形の真希から視線がなかなか外せなかった。
「そ、そう言えば真希さん…」
「ん? なぁにぃ?」
興奮を抑えようと話題を振るシンに、腕を絡めながら小首を傾げて見上げる真希。
無意識にシンの腕を引き寄せ、覗かせた胸の谷間を更に深くさせれば、シンの視線は釘付けとなる。
「あ、あのっ……真希さんって………」
未だに甘い真希のアニメ声と谷間の光景に、シンは顔を更に赤くしながら口を開いた。