この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
School Girl
第16章 陶酔
「…これ……いつ着てもイヤだよねぇ………」
昼休みも終わった校舎の外。
自らの体を見下ろした美奈は、渋い表情を見せる。
「……そっかな?」
その隣に居る真希は、気にした素振りも無く歩き続けていた。
「…何で平然と出来るか分からないんだけど………」
真希よりも頭一つ分、身長が高い美奈は呆れたように真希を見下ろした。
「大体…今時これよ?これっ」
言葉を続けた美奈が指先で軽く抓んだ先。
白い体操着の裾が軽く持ち上げられれば、そこから下は太腿も露わな紺色のブルマに包まれた股間が視界に飛び込む。
「他はハーフパンツとか言ってんのに、何でウチは未だにブルマな訳ぇ?」
不満を撒き散らす美奈であったが、真希は小首を傾げるだけだった。
「…それ…真希に言われても………」
「ま、まぁ…ね………」
至極まともな言葉を吐き出す真希に美奈は言葉を詰めらせる。
「それに…動きやすくて良いと思うけど………」
美奈と違って、ブルマで居る事に羞恥心を余り感じていない真希。
その場で軽く腿を上げて、走る仕種を見せては笑みを浮かべていた。
「ま、まぁ……。それに関しては…そうだけど…さぁ………」
歯切れ悪く言葉を紡いだ美奈だったが、真希へと向いていたその顔は徐々に赤らんでいったのだった。