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第17章 ココロとカラダ

　
「んはぁ…はぁ……やべぇよ……ｼﾞｭﾙｯ…ｽﾞｽﾞｯ……こりゃあ………」

「んくっ…だ…ダメ………」

　熱い吐息混じりに、男の舌が胸の柔肉を這う。

　少ない生地のブラジャーは容易く擦り上げられ、ブルンッと溢れた胸を前に、膝立ちした男の口が乳首へと吸い付いた。

　折り曲げた右手の人差し指を甘噛みして声を堪える真希。

　しかし、イヤらしく音をたてて乳首を吸われる刺激と柔肉を這い擦り回る舌の感触を前に、擦れ合う内股の動きは早くなっていた。

　胸の根元をムギュッと掴まれ突き出された乳首を甘噛みされながら、片方の胸は荒々しく揉み拉かれる。

　かと思えば、両胸を寄せられ、突き出した両乳首を一度に咥えられれば、柔肉が伸びる程に胸を引かれる。

　声も雰囲気もシンと似ていれば、胸に執着して嬲り続けるのも一緒だった。

　クチでは拒否の言葉を吐き出しながらも、与えられる刺激に腰は艶めかしくくねりだす。

「そんな…おっぱい……ばかり…あぁんっ………」

「んぷっ……ｽﾞｽﾞｯ……こんな…デカパイ……ｺﾘｯ……愉しまなきゃ損ってもんだよ。
　誰にでもヤらせてんでしょ」

　乳首をコリコリと甘噛みされては、キュッと捻って引っ張られる強い刺激。

　感度の良い胸からの刺激に、真希のクチから溢れる声も甘さを増していった。

「そんな…真希……こんな…誰とでもなんて…あぁっ……っくぅっ………」

「こんな感度良くて……ﾚﾛｯ……男一人じゃ満足出来ないでしょ」

　男は突き出されて並んだ乳首を同時に舐めては甘噛みし、根元から胸を持ち上げて柔肉を解すように揉み拉く。

　胸への執拗な愛撫と男の言葉に昂る感情は、更に歯を折り曲げた人差し指に立たせた。