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第17章 ココロとカラダ

　
「もう…こりゃあ………」

　至近距離でハァハァと息も荒く、胸を見詰め続ける男。

「そ、そんな…見ちゃ………」

　両腕を掴まれて隠す事も出来ずに、真希は視姦されている。

　辛うじて言葉を吐き出して嫌がっていても、いつしか膝の震えは止まり、代わりに短いスカートの中で内股が擦れ合っていた。


…何で…こんな見られてるだけで………
…カラダ…熱くなって……力も………
…真希…やっぱり……えっち過ぎ…るの…？………


　一度意識してしまうと、カラダも従順に反応を早めていった。

　強引な男の突き刺さる視線が、真希のカラダの芯から火照りを強め、下腹部の奥からウズウズと疼きを見せだしていた。

「カノジョぉ……すっかりヤる気出てんじゃん……
　乳首おっ勃ててさぁ………」

　下卑た男の言葉に、真希は弱々しく頭を振る。

「違っ……違うっ………」

　否定しても、晒された真希の両胸の先端は、プクッとブラジャーの薄い生地を持ち上げていた。

「見られてるだけで興奮するなんて………。カノジョ、とんだスケベ女だったんだな」

「あ…あぁ……違っ……違う…から………」

　シンの声でされた事の無い言葉責め。

　一段と子宮がズキッと疼きを強める。

　相手はシンでは無いと分かっていながらも、シンだと錯覚している本能。

　シンからは与えられない刺激の連続に、真希の感情は昂っていった。