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School Girl
第3章 放課後
裾を抑えていただけに力が入らず、機械に出た数字は女の子とは言え目も当てられないくらいの低い数字だった。
それを見て手を抜いてるものだと思い込んだのか、紗耶は口調をキツくして、再び硬貨をパンチングマシーンに入れた。
「えっ… だって…」
…裾抑えなかったらお尻が…
真希は何とかしてこれで終わりにしたかった。
しかし、周りのスカートの中を覗きたいという願望を持った男子から掛けられる『頑張れ』と言う声に、俯いて立ち尽くすしかなかった。
「ほらほら、周りもああ言ってくれてるし、早くやってよ」
口調は相変わらず強いのに、紗耶は何故かにやけながら言ってくる。
…やって直ぐココ出れば平気…だよね…
真希は仕方なく裾を抑えるのを諦め、改めてパンチングマシーンの前に構えて立った。