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School Girl
第18章 揺らめき
そして、ベッドの中で快楽の余韻に微睡んでいれば、何気無しに繰り返されたシンの話。
シンのデートの相手が実の姉だと知れば、快楽に浸っていた真希の心に再び蘇る罪悪感。
「今日は…親居ないし……真希さんの様子も気になってたから………」
真希の心中など知る由もないシン。
裸で寄り添う真希に視線を向ける事も無く、赤らんだ顔を天井に向けて言葉を吐き出した。
「そ…そう………」
そんなシンの態度を気にする余裕も無い程に、罪悪感に苛まされている真希。
「じゃ…じゃあ……晩御飯って………」
「う、うん……。どうしようかなぁって………」
何かを思い付いたように言葉を吐き出した真希の勢いに、戸惑った声を吐き出すシン。
「じゃあ、真希が何か作ってあげるっ」
ガバッと体を起こして、作り物ではない笑顔をシンに向ける真希。
「えっ? あっ…ちょ……そういう意味じゃ………」
真希の勢いに慌てだすシンだったが、真希の行動は止まらなかった。
…罪滅ぼしじゃないけど……
…せめて…出来る事なら………
シンの声に耳を傾ける間もない真希。
「キッチン、借りるからっ」
未だに精液を溢れ出しているワレメを、戸惑う事も無く生地の少ないショーツとマイクロミニで覆えば、ノーブラでキャミソールを被った瞬間に部屋を飛び出していった。
「え…えっと……あの………」
ベッドの上で裸の儘で体を起こしたシンの伸ばした手が、虚しく宙を掴んでいた。