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第18章 揺らめき

　
…仕方ない…仕方ない…んだから……
…シンくんに…バラされないように……
…真希は…仕方なく………


　執拗に胸を責められて快感に蕩け掛かった脳で、言い訳を繰り返す真希。

　エプロンとキャミソールを深い谷間に挟んだ豊満な胸を露わにした儘、シンの兄の股間の前に顔を近付ける。

「んはぁっ…はぁっ………」

　小さな掌に感じる、固くて熱いモノの感触。

　意識しなくとも、その感触に熱い吐息が洩れ、真希の瞳はトロンと潤みを増していく。

「ほら……アイツ程じゃないけどよぉ……スケベなマキちゃんは好きだろぉ？」

「あぁっ……真希は…スケベじゃ……はぁ…はぁっ………」

　吐き出された言葉に、子宮がズキッと疼きを強める。

　スケベだと蔑まれる言葉に否定しながらも、吐息は荒くなり、カラダは熱さを増していく。


…仕方ない…仕方ない…んだから………


　シンへの想いに対する裏切り。

　自らを正当化させんばかりに言い聞かせる真希の小さな掌は、仁王立ちするシンの兄の股間を弄【ﾏｻｸﾞ】り続けていた。

「はぁっ…はぁ……もう…こんな………」

　掌から伝わるモノの感触に、折り曲げた真希の膝は自然と開かれていった。

　股布の少ないショーツに包まれた股間。

　恥丘にペタッと股布を貼り付かせたそこから、一段と濃厚なメスの匂いが漂っていた。