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第4章 裏切り

　
　幾度とカラダを捩り、裾から紗耶の手を離そうとする。

　しかし、ギュッと掴んだ手は離れる事もなく、紗耶はいとも容易くキャミソール毎セーラー服を捲くり上げた。

「イヤあぁぁぁっ」

　寂れた公園に響く真希の悲痛な声。

　その声に駆け付けるような人影も無ければ、周囲の住宅からの反応も無かった。

　公園の鉄棒に括りつけられたまま、腹から徐々に上半身が晒け出されていく。

「うっ…うぅう…」

　真希の抵抗も虚しくセーラー服は胸元まで捲られ、撓わに隆起した胸を晒け出された。

「何食べたらこんなになるのよ」

　紗耶は妬ましいとばかりに、下から指先で胸を強く弾いてくる。

　その指の動きに合わせて、お椀を被せたような形をした、Ｉカップまで育った胸はプルンプルンと揺れた。

「もぅ…止めて…よぉ…」

　上半身を剥き出しにされた真希は両腕を上げたまま、ただ涙を流して声を洩らすしかなかった。