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School Girl
第6章 白衣
気を紛らわしてくれているのだろうと思い込んだ真希。
「そ、そうなんですよ」
…近所にまで知れ渡ってるって……もぅっ………
苦笑を浮かべながら相槌を打っていれば、尻を触診していた感触に違和感を覚えた。
指先だけで傷の周りを撫でていた感覚が、五指で柔肉を揉み拉いているものへと変わっていた。
「あ…あの……」
明らかに触診とは思えない動きに、真希は戸惑いながらクチを開いた。
「どうしました?」
医師の口調は物静かな儘だった。
しかし、その手は明らかに真希の尻を揉み拉いていた。
「ち、治療……ですよね?」
おかしいと思っていながらも、もしかしたらという気持ちも働いていた真希は、気を悪くさせないようにと怖ず怖ず尋ねるのだった。