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School Girl
第6章 白衣
 
 左脚を掴まれベッドへと乗せられる。

「んーっ! んーっ!!」

 非力ながらも、当然真希はカラダを捩り、更には掴む手を振り払おうと左脚を激しく動かす。


…何で……何で真希が…こんな目にっ………


 腕力だけでベッドの上を這って逃げようとする。

「お転婆なのも困りものですよ」

 しかし、医師は動じた素振りもなく、冷ややかな声を吐き出した。

 更に重みが増したのを表すかのように、ベッドがギシッと軋む。

 それと同時に、暴れさせていた左脚が動かなくなる。

「んんーっ! んーっ!!」

 ベッドの上に乗って左脚を押さえ付けられた事に、真希は呻きながら激しく頭を振る。

 医師の手が真希の左腕を掴む。

 当然、振り払おうとする真希だったが、男の力の前には余りにも無力過ぎた。

 左腕を引かれ、強引に膝を曲げられる。

 絶えず抵抗をしていた真希を、左手首と左足首が締め付けられる感覚が襲った。


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