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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第9章 あの男が再び!!売れないホスト&AV男優ー涼ー
男の子は驚いて心結を見つめた。

「えっ?おまじない?」

「うん。じっとしててね……」

心結は少し勇気を出し、男の子の頬にそっと唇を押し当てる。

「これで元気が出た?」

女の子向けのアニメで見るような、頬にキスをすると、男の子が喜ぶというイメージのようだった。

男の子は驚きつつも、その小さなキスで少し安心したように涙を止め、笑顔を見せて言う。

「ありがとう、ココちゃん……」

そして二人は手をつないで、勇気を振り絞って森を抜け、無事に先生たちと合流できた。

先生たちは二人を優しく抱きしめ、バスに乗せてくれる。

帰りのバスの中、みんなが疲れて眠っている中で、心結はふと、隣に座る男の子を見つめた。

「ねえ……目をつむって?」

心結が声をかけると、男の子は少し戸惑いながらも、言われるままに目を閉じた。

その瞬間、心結は小さく深呼吸をしてから、男の子の唇にそっとキスをした。

ちゅっ……

ふわっとした優しい感触が一瞬だけ続いた後、心結は顔を赤らめながら、男の子に笑いかける。

「お母さんがね、本当に好きな人にしか、唇にちゅーしちゃいけないって……」

そんな事を照れながら心結が話すと、男の子は驚いて目を開け、何も言わずに恥ずかしそうに笑い返してくる。

そんな男の子に心結は、少し照れ臭そうに言った

「………くんのお母さんにも秘密だからね?絶対に二人だけの秘密っ!!」

その記憶は心結の中で淡く残っていたが、その時の男の子の顔も名前もはっきりとは思い出せないまま。

可愛らしい男の子と過ごした遠足の一コマとして、心の中にずっと刻まれていたのである。

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