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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第12章 智樹の初体験ー姫ー
二人が辿り着いたラブホテルの入口で、智樹は一瞬立ち止まった。

「あ……あの……本当にいいんですか……?」

「いいよ。智樹くんは姫の事が好きなんだよね?」

「はい。お姫様が大好きです」

それを聞いて満足そうな姫は、緊張で足が重そうな智樹をリードするように手を引いて、ホテルのロビーへ入っていく。

「大丈夫だよ。智樹くんの初めては、この姫ちゃんが、全部リードしてあげるからねっ?」

智樹はかすかに震えながらも、姫に促されるまま、ホテルの部屋に入った。

柔らかな間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出している室内は、ガラス張りのシャワールームが目立ち、高価そうなソファと、大きなベッドが置かれている。

そんな部屋の入り口付近で、智樹は緊張で固まったまま立ち尽くしていた。

「ねぇ。どうしたの~?」

姫がクスクスと笑いながら、智樹のシャツを軽く引っ張って顔を覗き込んだ。

「智樹くん、汗かいてるよ?一緒にシャワー浴びよっか?」

智樹は顔を真っ赤にしつつ、反論もできずに姫に手を引かれ、バスルームに連れて行かれる。

鏡越しに並んだ二人の姿に、智樹はドキッとするが、姫は余裕の表情で微笑んでいた。

「大丈夫、大丈夫。姫ちゃんが全部してあげるからね~」

姫はそう言って、優しく智樹の肩に手を置くと、服を脱がせ始めた。

智樹は姫に衣服を一枚ずつ丁寧に脱がされると、肌が外気に触れる度に、緊張が高まっていく。

初めて女の人の前で裸になるって……

こんなに緊張するんだ……
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