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第12章 智樹の初体験ー姫ー

お互いを求めるように何度もキスを重ねていると、姫の甘い吐息が顔に触れる。

「ちゅっ……あぁっ……智樹くんのが当たってる……あぁっ……んんんんっ……」

上気に満ちて真っ赤な表情で喘いでいる姫は、自分の好きな箇所に肉棒が当たっていて、お姉さんの余裕を忘れているようだった。

「はぁ…はぁ……姫お姉ちゃんも気持ちいい……？」

「あっ……あぁっ……んはぁぁ……んあぁっ」

しかめた顔の姫は、コクッと頷くだけで、もう言葉を発してくれない。

しばらくして、目を閉じた智樹が、キュッと力を込めてしがみついてきたのを感じ取った姫は、そっと優しく呟いた。

「あっ…ふぅ……智樹くん……もう我慢できない……？」

「はぁ……はぁ……もう我慢できないかも……」

「じゃあ姫お姉ちゃんと一緒に逝こうね？」

「うん……姫お姉ちゃんと一緒に逝きたい……」

姫の腰が肉棒に押し込むように早く動き、ヌルヌルとした姫の粘膜の中で、擦りあげられていく。

そうして姫の身体の中で智樹は果てたのだった。

コンドームの中で、精液が大量に発射させた智樹を見つめる姫。

「はぁ……はぁ……いっぱい出たね？姫お姉ちゃんのお腹の中でドクドクってなったよ？気持ちよかったかな？」

「うん……気持ちよかった……」

「そっか。良かった……智樹くんが喜んでくれて……」

こうして智樹の初体験は終わった。

その後も、2時間デートが終わるまでの時間、何度も姫の中で智樹は果てたのだった。

心結の事を忘れて。