パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 心結のデート。ー玲音ー

優しく包まれているだけで、心結は幸せを感じていた。

玲音の腕の中で過ごすこの甘美なひとときが、永遠に続いてほしいと願うほどに。

しかしその静かな空間も長くは続かず、玲音が声をかけた。

「心結様……心の準備は、できたでしょうか？」

心結は少し迷って玲音を見たが、また視線を落とし、言葉を返せないまま。

すると微笑みを浮かべながら玲音が続ける。

「では……心結様の全てを見せていただけませんか？」

「……全て………見せる……？」

玲音の指先が、心結のブラジャーの肩紐をゆっくりとなぞり、腰にかかるワンピースに触れる。

「はい、その通りです。
これを お脱ぎになって……心結様の美しい姿を、僕に見せていただきたいのです……」

玲音の穏やかな声に、心結は小さく息を飲み、静かに目を閉じた。

「……わかりました。
玲音様も……上着を脱いで裸になっていただけますか……？」

「もちろん、大丈夫ですよ」

心結は玲音の目の前で静かに立ち上がり、震える手で一枚ずつ衣類を脱いでいく。

恥じらいを覚えつつも、玲音のために、生まれたままの姿を晒け出す決意を固めた。

玲音に癒してもらいたい。その一心で。

白くて滑らかな肌が露わになるたびに、玲音の視線が心結に注がれる。

最後のショーツも床に落ちて、心結は全てを晒した姿で立った。