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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第5章 同級生の不良ー優斗ー

モニターの映像が終わると同時に、ミサの冷たい声が響いた。
「ねえ。どうしてココちゃんが、そんなに傷ついたかわかる?」
智樹は戸惑いながら静かに口を開く。
「……助けに行ったのに……必死だったのに……」
項垂れている智樹を見たミサは、ため息をつき、静かに続けた。
「確かに体は助けた。
怪我だってしてないし、暴力を振るわれるような事もなかった。
でも、心までは助けられなかった……。
それどころか、貴方がトドメをさしたの……」
「俺が……? どういうことだよ……?」
ミサはモニターを指差しながら、淡々と告げる。
「今の貴方に言っても仕方ないけど……」
そう前置きしたミサ。
確かに智樹は、心結が処女を奪われた瞬間に、こっちの世界に戻ってきた。
過去の智樹が角材で3人を倒して、勝手に助けたのだから、今の自分には責任がない。と思った。
ミサはそんな智樹に説明していく。
「貴方は本能的に、ココちゃんを聖人化しすぎてる……」
「聖人化って……?」
「ねえ。どうしてココちゃんが、そんなに傷ついたかわかる?」
智樹は戸惑いながら静かに口を開く。
「……助けに行ったのに……必死だったのに……」
項垂れている智樹を見たミサは、ため息をつき、静かに続けた。
「確かに体は助けた。
怪我だってしてないし、暴力を振るわれるような事もなかった。
でも、心までは助けられなかった……。
それどころか、貴方がトドメをさしたの……」
「俺が……? どういうことだよ……?」
ミサはモニターを指差しながら、淡々と告げる。
「今の貴方に言っても仕方ないけど……」
そう前置きしたミサ。
確かに智樹は、心結が処女を奪われた瞬間に、こっちの世界に戻ってきた。
過去の智樹が角材で3人を倒して、勝手に助けたのだから、今の自分には責任がない。と思った。
ミサはそんな智樹に説明していく。
「貴方は本能的に、ココちゃんを聖人化しすぎてる……」
「聖人化って……?」

