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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第7章 アイドルの闇オークション

謎の女性。愛に変身していたミサから教えてもらったオークションの場所に辿り着いた。
雑居ビルの地下にあるラウンジのような入口で、智樹は緊張した面持ちで、立ち尽くしていた。
この扉の奥で、これから心結も参加すると思われる、アイドル達の闇オークションが行われるのだから。
薄暗い地下の照明が、得体の知れない空気が漂わせている。
10人程のスーツ姿や白衣の金持ちそうな大人達が、スマホを見たり、タバコを吹かしたりしているが、誰も話していない静かな空間。
この場所そのものが秘密を隠しているような、張り詰めた緊張感に包まれていた。
中から扉を開けて、「どうぞ。お入りください」と言った男は、黒服の用心棒のようなガタイのいい男。
あの優斗だった。
智樹は一瞬で、怒りが頂点に達した。
心結をこの世から追いやった男を目の当たりにして、冷静さを失ってしまう。
絶対に許さない……
お前の顔を忘れた事なんて、一時たりともないっ!!
今すぐにでも飛びかかりたい衝動に駆られたが、ミサの言葉を思い出した。
「今度こそ冷静に対応しなさい」という言葉。
そうだ……
恨みを晴らしに来た訳じゃない……
ココを助けるために来たんだ……
1度深呼吸をして、睨んでるこちらの顔を見ても、優斗は不思議そうに見ているだけで、何も言わない。
こっちの世界線では、知り合いでもなんでもないのだから当然だ。
智樹は怒りを圧し殺し、人の流れに任せて、店内へと入っていった。
雑居ビルの地下にあるラウンジのような入口で、智樹は緊張した面持ちで、立ち尽くしていた。
この扉の奥で、これから心結も参加すると思われる、アイドル達の闇オークションが行われるのだから。
薄暗い地下の照明が、得体の知れない空気が漂わせている。
10人程のスーツ姿や白衣の金持ちそうな大人達が、スマホを見たり、タバコを吹かしたりしているが、誰も話していない静かな空間。
この場所そのものが秘密を隠しているような、張り詰めた緊張感に包まれていた。
中から扉を開けて、「どうぞ。お入りください」と言った男は、黒服の用心棒のようなガタイのいい男。
あの優斗だった。
智樹は一瞬で、怒りが頂点に達した。
心結をこの世から追いやった男を目の当たりにして、冷静さを失ってしまう。
絶対に許さない……
お前の顔を忘れた事なんて、一時たりともないっ!!
今すぐにでも飛びかかりたい衝動に駆られたが、ミサの言葉を思い出した。
「今度こそ冷静に対応しなさい」という言葉。
そうだ……
恨みを晴らしに来た訳じゃない……
ココを助けるために来たんだ……
1度深呼吸をして、睨んでるこちらの顔を見ても、優斗は不思議そうに見ているだけで、何も言わない。
こっちの世界線では、知り合いでもなんでもないのだから当然だ。
智樹は怒りを圧し殺し、人の流れに任せて、店内へと入っていった。

