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girlslove
第6章 【決意】
___碧唯がただただ恋しい……
海外なんて前までは行けるだけで楽しかったし
現地の振付師と絡めるのは有意義でしかなかった
付き合って初めての海外
あ…此処、碧唯と来たかったな…とか
これ碧唯好きそう、この味は苦手なんじゃないか…とか気が付いたら碧唯の事ばっか考えてる
こんなに碧唯中心で回ってたんだな、と改めて実感した
可愛い声、顔、仕草全部が自分だけのものであってほしい
好き……離れてるから余計募る
戻ったら一番に壊したい……
そう言ったら碧唯ははにかんで許してくれるんだろうな……
困ったフリして、ちゃっかり腰振ってるような
可愛い顔して全然強かなところが群を抜いて好きだよ
碧唯を見たらやっぱり意地悪したくなる
一人でさせてごめんね……
私が見ていないところではしないでって我儘も
ちゃんと受け止めてくれるところも好き
私の気持ちなんて変わるはずないのに
他の人が私を好きになっちゃうって心配してるのむちゃくちゃ可愛い
大丈夫、碧唯以外、興味ないから
信じて待ってて
「せりさん、そろそろお時間ですので宜しくお願いします」
日本人スタッフの方が呼びに来てくれてこれから振り付けするグループと初対面
前もってデビュー曲のデモテープは渡されていたのでほぼほぼ振り付けは完成してる
それを目の前で見せて意見を交わしてく
それぞれメンバーの名前の書いたゼッケンを着けて踊る
勿論、私はメインダンサーの位置
真剣に見入るグループメンバー達は時折、歓声を上げて盛り上がってくれる
かなりキレっキレだからね
どの子も練習生期間が5年以上でスキルは高いと聞いていたのでインパクトを与える手法で攻めてみました
やっぱりダンスで黙らせるというか、技で勝負…的なところは踊ってて気持ち良い
女子より男子グループは特にね