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girlslove
第6章 【決意】
覚えが早くて助かる部分もあるけど細かいところを伝えるのはやっぱり言葉の壁があってもどかしい
でもそんなのは、ものの数秒でぶち壊しに行くよ
ダンスに言葉は要らないって本気で思ってるから
朝から晩まで同じフロアでレッスンする日々
その後、無事に女子グループとも合流し、同時進行で代わる代わるレッスンした
女子グループは緩急つけて可愛らしい振り付けもメンバー分用意してるからバズってくれると嬉しいな
SNS用のショート動画もいくつか撮って、ホテルへ帰れたのは日付が変わる直前だった
碧唯、もう寝たよね……
(お風呂あがった)って最後のメッセージが22時14分だった
明日も仕事だろうし流石に寝てると思った
インカメにして動画を撮る
碧唯がいつも疲れた時は、ナデナデしてくださいって言ってたから髪を撫でる動作をして
「おやすみ、碧唯」って添い寝してるパターンで送信した
明日の朝にでも見て悶絶してたら可愛いな……
そう思ってコロンしたらスーッと自分も深い眠りについていた
本格的にセットの中、衣装を着てのミュージックビデオの撮影にも同行する
バックダンサーとしても出演する為だ
あまりこういう事はないんだけど、完成振り付けを披露した際にバックダンサーとして出演するのはどうだろうかと提案された
他のダンサー達も喜んでいるし快く引き受けたという経緯
用意されたバックダンサー用の衣装は迷彩柄のセットアップ
割れた腹筋を見せる時が来た
ワンショルダーの黒長袖に迷彩柄のキャミソール
ポニーテールに黒のサンバイザー
出発前に染めてくれたブルーカラーが良い感じでシルバーに移行している
「せりさん、バチクソ格好良いです!」
サングラスも掛けるしスポットライトは当たらないから顔がわかる事もないだろう
本番はミスもなく、一発撮りでOKだった