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第7章 【新たな道】

煌びやかな光が射す教会のステンドグラス
晴天にも恵まれて、今日この日を迎えた
私たち、黒永せり と 成島碧唯 は
パートナーシップという形で家族になる


たくさん話し合って辿り着いた答え
何一つ後悔はないよ
納得がいく答えを2人で見つけたから
何も怖くない


私たちは此処で、永遠の愛を誓う———


2人で選んだお互いのウェディングドレス
ファーストミートの時は感動して泣いてしまったね
すっごく綺麗だったし、それを私が独り占めしても良いんだって思ったら溢れてた
勿論、せりさんのヘアメイクは私が担当する


互いの両親、親しい友人や職場の仲間達に見守られ、誓いのキス、誓いの言葉、感謝を伝えた


「めちゃくちゃ綺麗！おめでとう！」


身内だけではなく他からも祝福されてとても良い式となった
式場側も理解があり、LGBTも少しずつではあるが広がっていってるんだな、と嬉しく思う
細かいところまで親身になって相談に乗ってもらい、細部にもこだわるプロの凄さを見事に体現してくださいました


最後に感謝の気持ちを込めて2人から、大きな花束とお手紙をウェディングプランナーの方々に贈呈させて頂きました
勿論サプライズだったので名前呼ばれて固まってましたが大成功
泣いて喜ばれるからこっちも貰い泣きしてしまう


最高の式をありがとうございました


撮影タイムでは引っ張りだこでなかなか終わらない
2人だけでもバシバシ撮られてフラッシュ眩しい〜
照れたり、見つめ合ったり、頬寄せ合ったり
恥ずかしいけど撮られる瞬間はキメ顔の2人
後ろも綺麗だから撮ってもらった


せりさんが私の涙を拭ってくれるから
顔をあげた瞬間、皆の前でもう一度キス……
バッチリ撮られた後でキャーの嵐でした


「碧唯、幸せになろうね」


「せりさん、幸せにしてあげます」


またそんな事言って…とはにかむせりさんがとても綺麗だった


この笑顔が、永遠に続きますように———


私はいつも、せりさんの隣で笑っています












〈♡HAPPY END♡〉