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girlslove
第1章 【一目惚れ】





唯一、私が理性保てなかった人、それが碧唯
だから自分でもびっくりしてるの
想いが溢れて冷静になれなかった
一線引こうとしても無理
あの目で、あの声で来られたら………


抑えられないとかダメ過ぎるでしょ
頭ではそう警告してるのに身体が、心が言う事を聞かない
触れたくなる
ヤバい人間になっちゃう


触れてしまえば、もうひとつ厄介だった
全然抑制が効かない
まるで、昔からよく知っているような……
ようやく出逢えた気がした
偶然なのか、必然なのかは分からない
けど、心の底から思う


碧唯だけは、逃しちゃダメだ……って


こんな事、言ったら引かれちゃうんじゃないか
「好き」と伝える前に触れてしまったけど
これからどうなっちゃうのかな
怖がらせてなければ良いけど……


きっと、普通に恋愛してきたはず
あんな可愛い子、男が寄ってこないはずない
現に職場は男だらけだ
仲良さげに話してた野郎も居た
アイツ絶対、碧唯の事好きだろって……
気付いたらよく知りもしない相手に嫉妬してたり


こんな風に、ちゃんと男に愛されてエッチしたんだろうな…とか
あぁ、この顔、他の誰かにも見せたのかな…とか
どんな顔して今までの男に甘い声出してたんだよ…とか


私の愛は重いから……


だから、いつの間にか自分の中で、人とは此処まで…という見えない一線を引くようにしてた
相手も自分も本気にならないように暗黙のルール感を出す


「せりの心が見えない」って最後はフラれたな


勿論、男とも付き合った事があるけどいつしか性の対象は女寄りになっていた
最後にフラれてからはもう恋愛は当分良いやって思ってたの
仕事に打ち込もうって
告白されても全部断って踊りのスキルを更に磨き上げていたはずなのに……





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