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girlslove
第2章 【隠された想い】
「碧唯が決めて良いんだよ」
え…?え…?どういう事???
本当の事、言って良いの?
だったら………
「会いたい……会える日教えてください」
お店でじゃなく、お店の外で会いたい
プライベートで一緒に過ごしたい
そんな我儘言って良いの?
嫌いにならない?面倒臭くないかな?
せりさんだって疲れてる日もあるはずなのに
「うん、調べて連絡するね」
また頭ポンポンされた
それ好きなのかな
他の人にしてたら嫌だな
絶対、恋しちゃうもん
ていうか、せりさんで堕ちない人って居るの!?
ふと頬に手が触れてきた
息をするのも忘れてしまう
また、私しか見てない視線
「私からも連絡しても良い?何でもない日でも」
「え……はい!是非!」
「声も聞きたいから突然電話しても平気?」
「大丈夫です、寧ろ、待ってます」
「フフフ、可愛い」
恐れ多いです、それはせりさんですから
ひゃっ……両手で顔包まれた
ちょっと待って、キスしそうな勢いじゃない?
店側には見えていないと思うけど、行き交う人には見えてるよ
嬉しいけど、仕事中だよぉぉお!
「これからは碧唯の事、独り占め出来るだろうから今はキス我慢するね?」
「……は、はい」
ウソでしょ……これは嬉し過ぎる
こんな事言われたらキャパオーバーしちゃうよ
パッと離れた指先
距離を保って「じゃ、行くね」って
「ありがとうごいました」と接客を熟すが恐らく目はハートだったに違いない
今回も一枚上手だったな〜勝てる気がしない
ドキドキして、心臓止まりそうになって、身体が火照る
店に戻ると「どうしたの?顔赤いよ」って言われちゃうほど舞い上がっていた