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バンコクの夜の街で日本人の男であること
第2章 “パッポン”
日本で“ゴーゴー・バー”のシステムは調べていた。
ここに着た目的も、ゴーゴー・バーを“見学”するためだ。
俺はとりあえず、一軒目はパスした。
しかし、ゴーゴー・バーはまさに軒並み連なっている。
店の前に立つ呼び込みは、俺の顔見るやいなや、俺の手を引く。
疲れた。
呼び込みを相手にするのがだ。
俺は店を吟味するのをあきらめ、何件目かの店で、手を引かれるまま店に入った。
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