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雨が好き
第41章 兄妹

どうやら蒼人さんはもう少し時期を見てから紹介しようと思ってくれていたらしい。
でも、蒼人さんが、ちょっとだけお話した私のことを水際さんは覚えていて、
病院でばったり会ったのをきっかけに、『みなと町』まで会いに来た・・・
ということのようだ。
でも、本当は、蒼人さんが雨を見て泣いていたのを、
私が気にしているんじゃないかと、心配した・・・、
というのが大きな理由だったみたいだけど。
『朴念仁の蒼人に、ガツンと言ってやる』と言った水際さんのことを、
私が止めたので、彼女はそのことには触れなかった。
「退院祝いに、隣町で見つけたパーラーでパフェ食べようと思ったのに!
そんな怪我じゃ行けないじゃん!」
「け・・・ケーキなら駅前でも」
「私は、あのお店に行きたかったの!
みなとちゃんと一緒に!
蒼人の退院祝いで!!!」
そんなこと言っても・・・と蒼人さんはタジタジしている。
その顔を見たら自然と吹き出してしまった。
でも、蒼人さんが、ちょっとだけお話した私のことを水際さんは覚えていて、
病院でばったり会ったのをきっかけに、『みなと町』まで会いに来た・・・
ということのようだ。
でも、本当は、蒼人さんが雨を見て泣いていたのを、
私が気にしているんじゃないかと、心配した・・・、
というのが大きな理由だったみたいだけど。
『朴念仁の蒼人に、ガツンと言ってやる』と言った水際さんのことを、
私が止めたので、彼女はそのことには触れなかった。
「退院祝いに、隣町で見つけたパーラーでパフェ食べようと思ったのに!
そんな怪我じゃ行けないじゃん!」
「け・・・ケーキなら駅前でも」
「私は、あのお店に行きたかったの!
みなとちゃんと一緒に!
蒼人の退院祝いで!!!」
そんなこと言っても・・・と蒼人さんはタジタジしている。
その顔を見たら自然と吹き出してしまった。

