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雨が好き
第49章 贈り物

【贈り物】
食事をひと通り食べ終わり、私も含めて、お酒のせいでふわふわとした感じが強くなった頃、水際さんが、プレゼント交換をしよう、と言った。
予め水際さんが蒼人さんに、私と水際さんからプレゼントを贈ることを言ってあったらしく、承知している様子だった。
「じゃあ、本命はあとでということで、まずは前座・・・私から!」
じゃじゃーん♪と白地にピンクのハートがいっぱい飛んでいる不織布製の袋を取り出した。口の部分が淡いピンク色のリボンで結えられており、『Happy Birthday♡』とポップな字体で書かれている。
開けてみて、と促す。
蒼人さんを見つめる瞳が、なんだかとてもキラキラうるるとしているように見えるのは、私が、この間、『水際さんは蒼人さんのことを好き』と感じてしまったから、だろうか・・・。
ごそごそと蒼人さんが袋を開き、中からマフラーを取り出す。
やわらかなアイボリーのカシミヤのマフラー
「てきとーに選んじゃった!こんなもんでしょ?」
ほわほわ、にこにことした顔で蒼人さんを見ている。
適当・・・じゃないよね?
たくさん、たくさん試着したり、見比べたりして決めていた。
いっぱい、いっぱい、蒼人さんのことを考えていた。
食事をひと通り食べ終わり、私も含めて、お酒のせいでふわふわとした感じが強くなった頃、水際さんが、プレゼント交換をしよう、と言った。
予め水際さんが蒼人さんに、私と水際さんからプレゼントを贈ることを言ってあったらしく、承知している様子だった。
「じゃあ、本命はあとでということで、まずは前座・・・私から!」
じゃじゃーん♪と白地にピンクのハートがいっぱい飛んでいる不織布製の袋を取り出した。口の部分が淡いピンク色のリボンで結えられており、『Happy Birthday♡』とポップな字体で書かれている。
開けてみて、と促す。
蒼人さんを見つめる瞳が、なんだかとてもキラキラうるるとしているように見えるのは、私が、この間、『水際さんは蒼人さんのことを好き』と感じてしまったから、だろうか・・・。
ごそごそと蒼人さんが袋を開き、中からマフラーを取り出す。
やわらかなアイボリーのカシミヤのマフラー
「てきとーに選んじゃった!こんなもんでしょ?」
ほわほわ、にこにことした顔で蒼人さんを見ている。
適当・・・じゃないよね?
たくさん、たくさん試着したり、見比べたりして決めていた。
いっぱい、いっぱい、蒼人さんのことを考えていた。

