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雨が好き
第77章 蒼人さんの家

たくさんある、おせち料理
お酒を飲みながら、おしゃべりしながら。
そんな時間が過ぎていく。
「こんな可愛い子を蒼人が連れてくるなんて」
ほわんと顔を赤らめたお母様が言う。
真正面からそう言われて、私は日本酒で赤くなった以上に顔を赤らめてしまう。
「わ・・・私の方こそ、あの、す・・・素敵な方で・・・」
え?なんかこれって、もしかしておかしい?
相変わらずこういう場面に慣れていない私はあたふたしてしまうのだが、お母様はふんわりとした笑顔で見ていてくれる。
これおいしいね
こっちは?
うん、なかなか・・・
いつもうちは裏山の神社で初詣なんだ
そうそう、小さい頃は初日の出見たりも
水際は起きれなかったじゃん
私だって家の屋根からみたもん
この子ったら昔からお兄ちゃん子だったのよ
そ、そんなことないもん!
ははは、ふふふ
そんな笑い声があふれる食卓
蒼人さんのお家は温かい。温かった。
お酒を飲みながら、おしゃべりしながら。
そんな時間が過ぎていく。
「こんな可愛い子を蒼人が連れてくるなんて」
ほわんと顔を赤らめたお母様が言う。
真正面からそう言われて、私は日本酒で赤くなった以上に顔を赤らめてしまう。
「わ・・・私の方こそ、あの、す・・・素敵な方で・・・」
え?なんかこれって、もしかしておかしい?
相変わらずこういう場面に慣れていない私はあたふたしてしまうのだが、お母様はふんわりとした笑顔で見ていてくれる。
これおいしいね
こっちは?
うん、なかなか・・・
いつもうちは裏山の神社で初詣なんだ
そうそう、小さい頃は初日の出見たりも
水際は起きれなかったじゃん
私だって家の屋根からみたもん
この子ったら昔からお兄ちゃん子だったのよ
そ、そんなことないもん!
ははは、ふふふ
そんな笑い声があふれる食卓
蒼人さんのお家は温かい。温かった。

