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雨が好き
第89章 バレンタイン・キス
目がすいと右に、次いで、左に。
あれ?・・・どうしたの?

そう思った時、
「すごい・・・嬉しすぎて・・・あの・・・」

そう言いながら、ピンクに色づいたトリュフを一口
そして、『蒼月』を一口

彼は、本当に嬉しそうな顔をした。
その顔を見て、私は、
好きな人が喜ぶことが、
こんなにも心を温かく満たすのだと
改めて、実感していた。

お父さんからはあらかじめ言われていたので、
お給仕はここまで。
私はエプロンを外して、蒼人さんと楽しくおしゃべりをして過ごした。

たくさんお話をして、いよいよ蒼人さんが帰る時間になった。
『みなと町』の扉の外で彼を見送る。

外は、すっかり夜になっていた。

バレンタイン・デー
好きな人に、好きだということを伝える日。

渡したのは、チョコレートと、コーヒーが一杯。
でも、それは私にとって特別なものだった。

そこに込められている私の想い。
どれほど言葉を重ねても、言葉だけでは伝えられる気がしない。
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