この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第13章 夏祭り

「お仕事忙しいんですか?」
聞いてみた。彼はニッコリして、「ちょっと忙しかったですが、目処は立ちました」と。
もっと、『みなと町』に来てほしい、と言いたかったけど、そういうわけにもいかない。
でも、ここで、いつもみたいにカフェラテ飲んで、帰ってしまったら、また同じことの繰り返し。
私はまた、神様に文句を言うことになって、神様に嫌われてしまうだろう。
でも・・・どうしたら・・・。
コトン・・・とお父さんがチーズケーキを蒼人さんのテーブルに置く。
蒼人さんはびっくりしてお父さんを見て、「注文・・・してませんけど」と。
「この間、みなとにハンカチをくれたと聞きましたので・・・ささやかなお礼です」
お父さんが笑ったので、蒼人さんも受け取るしかないと思ってくれたみたいで、チーズケーキをフォークで大きく切って頬張った。
聞いてみた。彼はニッコリして、「ちょっと忙しかったですが、目処は立ちました」と。
もっと、『みなと町』に来てほしい、と言いたかったけど、そういうわけにもいかない。
でも、ここで、いつもみたいにカフェラテ飲んで、帰ってしまったら、また同じことの繰り返し。
私はまた、神様に文句を言うことになって、神様に嫌われてしまうだろう。
でも・・・どうしたら・・・。
コトン・・・とお父さんがチーズケーキを蒼人さんのテーブルに置く。
蒼人さんはびっくりしてお父さんを見て、「注文・・・してませんけど」と。
「この間、みなとにハンカチをくれたと聞きましたので・・・ささやかなお礼です」
お父さんが笑ったので、蒼人さんも受け取るしかないと思ってくれたみたいで、チーズケーキをフォークで大きく切って頬張った。

